なるほど


「運命に抗う」という「運命」


馬鹿げていた。


このシナリオを書いた奴は天才だ。

そいつは人間の域を超えている。



「蟻一匹が人間に挑もうとしている」

「しかもその人間は蟻の存在に気づいている」




人間が運命とやらに抗うっていう行為が。

それくらい、いやそれ以上に無意味で馬鹿げている世界の話だったというわけだ。

きっと私は心のどこかでこれに気づいていた。それも最初から。


生まれた時点で、いや、それ以前からもう既に決まっていた事だったのかもしれない。


「それ」について真剣に考える事は無意味だった。


人の計り知れないどこか別の世界に

強大な「何か」があるという事を確信できた時点でもう十分だ。
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